
お客さんの新規獲得にも色々と方法はありますが、最もポピュラーなもののひとつにチラシのポスティングがあります。お店を経営し、お客さんの対象が店舗周り2km程度であればポスティングを定期的にやるのが最も効果的ではないかと思います。ここではポスティングチラシの配り方についてエリアの決め方、また配布にかかる時間などについてご紹介いたします。
目次 この記事の見出し一覧
1. ポスティングするエリアのを決める
いざポスティングをしようと思った時にまず行わなければならないのが配布をするエリアの決定です。これは大体地図を見れば大よそわかるかと思いますが、便利なのは地図検索マピオンです。これだと住所を入れればすぐに回りの町名も分かりますので、店舗から距離を計測してどこまでの周辺エリアまでなら対象顧客になるかをピックアップしてまずは町名リストを作成しましょう。
2. ポスティングするチラシの枚数を調べる
町名リストができたら次に同リストアップされた町名にどれくらいチラシが配布ができるかを調べます。この為にはピックアップした町名ごとの世帯数を知る必要があります。ここで使えるのが国勢調査です。見て頂くと色々な集計データがあり少々分かりづらいですが下段あたりにある小地域集計の左側についている+ボタンを押します。すると都道府県ごとにデータがずらっと出てきますので該当する都道府県を押してください。
すると、また多くの集計表が出てきますので8番の【住宅の建て方】の一番右側にある【csv】をクリックして下さい。
データを見て頂くと該当都道府県の町名及び丁目ごとに【総数・一戸建て・長屋・共同住宅】ごとに詳しく世帯数が記載されているかと思います(大阪府下の世帯数表はこちらでまとめております)。ここで事前にピックアップした町名を検索して世帯数を調べます。もし、全ての世帯がチラシポスティングの対象であれば総数を、庭のリフォームやペットショップなどであれば一戸建てなどで店舗業種にあった種別別けを行う事ができます。
幾つかの町名から世帯数をピックアップしたら、最後にその世帯数に85~95%を乗じた枚数が配布枚数となります。なぜ85~95%を乗じるかと言いますと、実際にチラシをポスティングするとわかるのですが【チラシお断りの家】【ポストが無い家】【チラシや新聞でポストが一杯で投函できない家】などがあります。それを考慮すると大体世帯数の85~95%となります。
※国勢調査は5年ごとに行っておりますので地域によっては(特に都心部)この5年の間に大規模なマンションが建つなどしていた場合は当然ながら国勢調査の中に反映されておりませんので世帯数より配布枚数が多くなる可能性もあります。
3. ポスティングする前の注意点
配布するエリアと枚数が決まりましたら早速ポスティングを行うのですが、ここで注意をしなければいけないのがチラシ禁止の家です。ポスティングをしていると気づきますがポストやインターホンなどの横などに『チラシ不要』と書かれている家が必ずあります。このような家には当然ながらポスティングは避けるべきです。ポスティングを行うにもルールが必要ですので要らないと主張している世帯には撒くべきではありませんし、当然大きなクレームにつながり店の信用を落としてしまう事にもつながります。私自身もクレームものすごく世帯主様に怒られえたことがありますので十分にお気をつけ下さい。クレームにつきましては『チラシ投函で絶対にしてはいけない事6つ』に書きましたのでまた目を御通しください。
特に、ご自身で配布をされる場合は店のオープン前やオープン後に行う場合は冬場であればまだ暗い場合もあるでしょうから『チラシ不要』のサインを見落としてしまう事もありますので注意して下さい。また、マンションなどで配布をする場合も管理人さんがいらっしゃれば必ずお声を掛けて許可を頂いた上でポスティングするようにしましょう。
4. ポスティングにかかる時間の目安
チラシの配る際にかかる時間は人によりマチマチですし、特にそのエリアにより大きく異なります。マンションが多ければ当然ながら配布はものすごく速いですし、家が戸建しか殆どなく一つ一つが離れていれば大変時間がかかります。
あくまで目安となりますが、マンションが密集しているような市内でのポスティングであればおおよそ500枚~600枚/時間となります。また、マンションが少なく殆どが戸建で且つ基本的に戸建が隣り合っている(密集している)場合ですと200~300枚/時間となります。また戸建が閑散としているようなエリアでは正直ポスティングは向いていないのでコスト面を考慮すると新聞折込の方がベターです。
5. チラシの配り方
①自転車を目立つ場所に置く
基本的に自転車などでエリア近くまで移動し、そこからは少数のチラシを歩いて配布しエリア一帯が配布完了すればまた移動するというのが基本ですがこの際自転車は公園など極力分かりやすい場所に置きましょう。人気のない所だと盗られてしまう可能性もありますし何より配布し終わったあとに自転車をどこに停めたかわからなくなるという事もあります(結構あります)ので気を付けましょう。
②指サックを着用
指サックは必須です。基本は利き手の人差し指と親指に着けます。これが無いとほぼ配布は無理です。100均ショップで5個入り位で売っています。
②カバンに500枚程度のチラシを入れて肩から掛けて(余り沢山入れすぎると肩を痛めますので入れすぎに注意)、左手に50枚程度のチラシを持ちエリアに沿って一軒ずつ配布。持っているチラシが無くなればカバンからだして補充しドンドン配布。カバンにもなくなれば自転車へ戻り補給の繰り返し。初めて配布する際はポストを開ける事さえビビッてしまいますが何の問題もありません。ドンドン配っていきましょう。
③配布していくとどこまで配布したかが分からなくなり、確認せずに配布していると二重配布となってしまう可能性もありますので逐一確認しましょう。ただ紙の地図だといちいち開いて見て閉じての繰り返しで面倒ですのでお勧めはスマホアプリで地図を確認する方がよほど効率的です。詳しくは『ポスティングでの便利なアプリ』をご参照下さい。
※上記は一人で現場に行き配布するというチラシの配り方ですが、ポスティング業者によっては3-5人程度が1チームで一緒に配布指定のエリアを一気に配布するという集団配布もあります。複数人で一緒に同じ日に配布するので1日でかなりの枚数が配布できます。
6. 複数枚のチラシの配り方
自社店舗のチラシの配布であれば1枚のみでの配布が殆どだと思いますがポスティング業者などでしたら2枚や3枚での複数枚配布と言う場合もあります。2枚の配布ですと特に難しさもありませんが3枚配布となると多少なれるまでは時間がかかります。
①2枚配布の配り方
左手に100枚程チラシを持ち(2種類50枚ずつくらい)上から1枚、下から1枚とって配布すれば一枚配布の場合とほとんど時間も変わらず配布が出来ます。
②3枚配布の配り方
同じ様に左手に2種100枚程度を持ち、もう一種類はカバンからはみ出るようにしておき1枚をカバンからとって左手から2種類を取って配布。カバンは横入れすると収まり縦入れするとはみ出るようなサイズのカバンを選ぶと3枚配布がしやすいです。
7. まとめ
エリアの選定から配布の仕方までのご案内でした。チラシの配布は不思議なもので最初は全く反応が無くても続けていくと反響が高まっていったりします(根本的にチラシの作りが悪いという場合もありますが)。なので沢山一度に撒くという事よりも少しでも良いので毎月など継続的に配布していく方が効果的です。店舗の周辺だけ配布をするとかでしたら恐らく5000世帯ほどでしょうから1日1時間で20日もあれば終わる量です。時間が取れるのであれば自社で、忙しくて全く時間が無い場合などはポスティング業者などを使って頂くなどし継続した集客活動にお役立て下さい。
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