
チラシで集客を行うとなると新聞折込かポスティングがまず思い浮かびますが、この両者は似ているようでその性質は全然違います。「とりあえずチラシ撒いてみよ!」と思って新聞折り込みにしても全然反響が無かったという話しはめちゃくちゃ多いです。配布するチラシの業種や配布を予定している期間、もしくは配布の対象エリアにより新聞折込なのかポスティングなのかを決めるべきです。
先日お問合せを頂いた塾へ訪問させて頂きました。今までは新聞折り込みが主体でしたがポスティングに一度シフトしてみたいとの事でした。業者でいうと【不動産・食配(ピザ等)・習い事(そろばん・塾・英会話等)・介護】などは新聞折込よりポスティングに向いていると言えますし、実際これらの業種はポスティングを使われる事が多いです。なぜ同業だとポスティングの方が良いのでしょうか?
目次 この記事の見出し一覧
1. 大阪での新聞折込とポスティングの費用の違い
大阪での一般的な新聞折込の費用単価はおおよそ@2.5円~2.8円です。一方ポスティングは全ての世帯に配布を行う全戸配布で3円~5円程度です。大阪市内の場合は大阪市外と比べるとマンションが多いのでポスティングするスピードも早い為費用も安い(@3円位)ですが、大阪市内以外になるとマンションが極端に減りますので配布に時間がかかる為、一般的にはどうしても単価は高く(@4-5円位)なります。いずれにしても、「配布単価」という観点ですと圧倒的に新聞折り込みよりもポスティングの方が高くなります。
2. 配布期間の違い
新聞折込の場合は事前に各新聞販売店にチラシを自身で持ち込むか、新聞折込の専門業者に持ち込んでそこから販売店に納入するか(チラシの作成から新聞折込まで一貫でやっている業者の場合もこの流れ)という流れになります。そして、配布期間についてはどんなに配布する枚数が多くても1日で完了となります。当たり前ですが新聞折り込みですので新聞と一緒に配布します故、1000万枚でも1日で配布できます。
一方でポスティングは配布する枚数により配布期間が異なります。ポスティング業者にもよりますが10万枚とかになると早くても1~2週間程度はかかってくる事が多いです。先ほどの単価に続き配布スピードも新聞折込の勝利と言えます。おいおい、ホンマにポスティングも良いとこあるのか?と思われそうですが以下メリットもございます。
3. 配布カバー率の違い
配布カバー率とはつまり仮に店舗の近隣100世帯に対してチラシを配布する際に、どれだけの世帯にチラシが行き届くかという事です。これが新聞折込だと当然ながら新聞の購読者であるという事が前提になりますのでおおよそ40世帯前後(朝日や読売など全ての新聞社に折込を依頼したとして)、ポスティングは基本的に1軒ずつ配布をしてまわりますので100%と言いたいとこですが、中にはチラシ拒否やポストが無い家、マンションなどでチラシの配布を全面禁止している世帯などもありますので平均するとおおよそ100世帯の内、80~90世帯となります。
仮に店舗周辺の強化エリアである5000世帯にチラシを配布しようと考えると新聞折り込みで約2000世帯、ポスティングで4000~4500世帯となります。塾など店舗周辺のお客さんが最も強い見込み客となる場合、半分の世帯へ広告を届けられないというのは致命的です。
4. 配布世帯種別の違い(セグメント)
不動産買い取り業なら対象は比較的一戸建て世帯が主体。不動産の販売なら逆に対象はマンション世帯が主体となります。その他にも、介護なら長屋やマンション・リフォームなら戸建てなど、業種により販売対象はマンション・戸建・長屋などで異なる場合があります。ポスティングのメリットはこの配布種別を選べるところにあります。一方で新聞折込については、新聞配達ありきなので配布種別での仕分けができません。より効率的に営業対象者を絞ってアプローチができるという意味ではポスティングに分があります。
5. 対象者世代による違い
ポスティングと新聞折り込みによる違いの最後は世代です。新聞の購読率は年々下がってきており、購読者の世代は高齢者が主体となっております。以前、1000人に「新聞を購読されていますか?」というアンケートを実施した結果は以下の通りでした。
第1位:60代 29.9%
第2位:50代 19.4%
第3位:40代 18.2%
第4位:30代 12.2%
第5位:20代 9.4%
見てわかります通り年代が上になるほど購読率も高くなっています。一方でポスティングは世代などは関係なく、全ての住宅への配布となりますので対象は全世代となります。つまり、高齢者向けの通販やサプリなどの商品であれば、新聞折り込みの方が有効ですし、若年層向けの塾などではポスティングの方が有効と言えます。
6. まとめ
以上の事から基本的に新聞折込はある程度広範囲にとにかく早く配布をする必要がある場合にその効果を発揮します。例えば、週末に行うキャンペーンやイベントであるとか新規オープンのチラシなどがこれに当ります。
一方でポスティングの最大のメリットは配布世帯のカバー率になりますので、ある程度の集客エリアが限定されており、且つお客さんが店舗に行く必要のある塾や介護施設、デリバリー等は向いています。また、不動産についても基本的にその物件の近くの人がお客さんの対象となりますのでやはりポスティングが向いていると言えます。こういったケースでは距離と反響率は必ず比例しますので店舗から近いほど反響率も高い傾向にあります。
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