ポスティングを行う際にどのエリアにチラシを配布すれば一番効果的なのかは悩むところです。基本的には集客と店舗からの距離は比例し、店舗からの距離が近いほどチラシの反響が高く、店舗から離れていくほど効果が薄れていきますので距離を重視するのが重要ですが近くにターゲットとなる世代が非常に少ない場合などは統計地図のソフトを使ったポスティングが有効となります。
統計地図ソフトを使った効果的なターゲットポスティング
統計地図とは0~4歳、5歳~10歳などの人口データに基づいてどのエリアに各年代別でのターゲット層人口が多いのかを地図上で表記したものとなります。
右の統計地図は大阪市平野区での0~4歳の人口割合データとなります。赤い色程同世代の人口割合が多いエリアで青色のエリア程割合が少ない事を表しています。
店舗来店型の場合は当然ながら店舗までの距離を最も重視するべきではありますが店舗からほぼ同じ距離などの場合でAとBとCエリアのどこにポスティングするか迷う場合などであればターゲット層が最も多いエリアを選んだ方が効果的になりますので非常に有効です。
以前はこのような地図を表記するソフトは購入しないと中々使えませんでしたが現在は政府の統計サイトにて登録なども一切不要で無料で利用ができますので下記使い方をご紹介させて頂きます。
統計地図ソフトの使い方
統計地図の使い方についてご紹介させて頂きます。使い方は慣れてしまえばとっても簡単ですので定期的にポスティングをされるのであれば攻めるべき効果的なエリアというのが視覚的に見えてくるのでとっても便利です。
まずは政府統計のe-statから地図上に統計データを表示をクリックします。
次に地図で見る統計をクリックします。
ログインしてからか、しないでを選択するとありますが統計地図自体ではログインしなくても利用できますので『ログインしないではじめる』をクリック
左上の統計地図作成から統計グラフ作成を選んでクリック
調査名を国勢調査、年は2020年(国勢調査は5年ごとの更新で現時点での最新が2020年度版となります)・集計単位は小地域、統計表は年齢別人口構成比、右側はターゲットとする年齢を選べますので希望するターゲット層の年齢をそれぞれ選びます。
統計表のところで年齢別、男女別人口というのも選べます。そのエリアに住んでいる『人口』で統計地図を作るのか、『人口割合』で作るのかの違いとなります。
仮に人口が1000人でターゲットとする0-4歳の人口が100人のA町と、人口300人でターゲット人口が60人のB町があった場合、人口で統計地図を作成するとA町のターゲット人口が100人、B町が60人なのでA町が赤色、B町が青色で表記されますが人口割合で作成した場合はA町のターゲット割合は10%、B町は20%となりますので逆転します。
ポスティングの場合で考えると、多少ターゲット層以外へのチラシが増えても店舗からの距離を重視するのであれば人口で作成、店舗から多少離れても無駄なチラシを減らしてターゲット層への配布を効果的に行いたいのであれば人口割合で作成となります。
全ての選択が完了すれば、指標選択をクリックして右下の次へを選択します。
下の図が現れますので集計範囲で行政界指定を選ぶと市区町村エリアが表示されますので調べたいエリアを選択して最後に右下の集計開始をクリックします。
すると最初にご紹介した地図が現れます。右下のデータパネルを開くと各エリア別のデータも見れますので目で見てわかりやすく細かくデータでも調べることが可能です。
以上で統計地図ソフトの使い方となります。以前は有料でしか中々利用できませんでしたが公共でかなり使い勝手の良いものが無料で利用できるようになりましたのでよくポスティングをされる方などは重点エリアを絞り込むには効果的なツールかと思います。
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