
ポスティングする際に最も気を付けている事はクレームにならないかという事です。できる限りゼロを目指しておりますがポスティングはちゃんと配布すればするほどどうしてもクレームになりやすいという側面があります。正直今までに何度か怒られてしまい世帯主様や管理人様に呼び出されたケースもありますし、ごく稀ですが土下座や物品の要求をされる方もいらっしゃいますので兎に角配布には注意が必要です。当然ながら投函上で問題があった場合はご依頼主様に代って弊社がお詫びに上がらせて頂いております。できるだけクレームをなくすために弊社では以下を徹底しております。
1. ポスティングでクレームを最小限にする為に
チラシをポスティングする際はある程度ルールを守って配布を行わないとあらぬお怒りを頂戴する事があります。そうならないためも以下を守って且つ、一度クレームを頂戴した世帯様はキッチリとリスト化し、二度と配布しないように注意する事が大切となります。
①個別にチラシ不要と明記されている家には絶対にチラシ投函をしない
⇒時々ポストや玄関先に『ポスティング不要』『チラシ入れるな』等を書かれている世帯がありますが当然ながらこのようなお家には絶対に入れてはいけません。もし投函するとかなり高い確率でクレームの電話が入ります。ただ、結構ポストに小さく書かれている場合や配布角度からは見えない場所に明記されている場合もありますのでかなり注意が必要です。また、暗くなると文字を見落としてしまいますので弊社では配布する時間帯は、日の出から日の入りまでと決めております。もし間違って投函してしまった場合はその場でピンポンを鳴らして即謝る方が良いです(帰ってクレームの電話があり『チラシを引き取りに来い』と言われる場合もある為)。もし不在の場合はメモで誤って投函してしまった旨を一筆ポスト内に入れておくことをお勧めします。
②ポストが無い場合にドアのサッシなどにチラシを挟んだりしない
⇒時々ポストが無いお家(特に長屋に多い)などで、ドアのサッシ部分にに郵便などが挟まれているので同じようにチラシを挟み込んでる場合があります。これは徹底的に全部の世帯にチラシの告知をするという意味では良いとは思うのですが、やはりドアサッシなどにチラシを挟むとチラシは郵便物とは違って軽いですので、少し強い風が吹いただだけでチラシが飛んで行ってしまう可能性も高く、折角配布したチラシが道路に落ちてゴミとなってしまう可能性があります。こうなっては広告としては逆効果になりますので弊社ではポストが無いお家には投函しません。
③ポストからチラシをはみ出さない
⇒これはも時々見かけますが大きなクレームにつながる可能性があります。ポストからはみ出して配布を行う理由は殆どポスティング業者側のメリットに立ったものでしかありません。それはまず第一にチラシをはみ出して投函することでそのエリアに既に投函したかどうかを確認するというものです。ポスティングをしているとどうしても同じような景色ばかりですので既に投函した通りかどうかがわからなくなる事もあります。ポストからチラシをはみ出させて置くことで配布したエリアかどうかを確認をする業者もいます。また、ポストの蓋の中にちゃんと落とし込むという作業に比べて挟み込むだけだとポスティングは確かに早くできますがこれは怠慢以外の何物でもありません。
このチラシを挟み込むだけのポスティングは大きなクレームにつながる可能性があります。と言うのも、ポスティングをしている時は晴れていてもポスティング終了後に突然雨が降れば当然ながらポストからはみ出た部分のチラシは濡れてしまいます。そうすると当然チラシは読まれることなくゴミと化してしまいます。それだけではなく、ポストからはみ出しているチラシが雨で濡れてしまう事でポストの中に入っている他の郵便物や新聞なども濡らしてしまう可能性があります。そうすると『お前のところのチラシのせいで郵便物まで濡れてしまってるやないか!どうしてくれるねん!』などのクレームにつながりますのでチラシのはみ出しは絶対にしてはいけません。
④マンションで管理人さんがいる場合は必ず声をかける
管理人さんが居る時はポスティングをしても良いか必ず声をかけます。無視して入れると当然管理さんとしても気分が悪いですし、ちゃんと説明をすれば許可してくれる管理人さんも中にはいらっしゃいます。むしろ勝手に入れた事であとからクレームの電話がかかってくるケースもありますので、とりあえずいらっしゃったら声をかけるのは徹底するべきです。ただ、マンションにも色々あり、『管理人さんの許可を受ければポスティング可能なケース』『絶対に何があってもお断り。勝手に入れると必ずクレームが入るケース』『許可を取らずに勝手に入れるのはOKなケース』などがあります。3番目は稀なケースですが時々あります。管理人さんに配布の許可をお願いするとマンション側としては許可を出すわけにはいかないので『管理人:私は17時には帰るので帰ってからなら・・・』と、あとは意味をくみ取ってというような粋な管理人さんなどもいらっしゃいます。
⑤チラシはできる限り綺麗に投函する
これなら撒かない方が良いのではないかという程、びっくりするくらいにくしゃくしゃにしてポスティングしている人を時々見かけます。やはりクシャクシャになったチラシは気分が悪いですし読もうとも思いませんので当然ながら極力綺麗に投函する必要があります。ただチラシの厚みが薄すぎるチラシは極力綺麗にポスティングしようとしても難しい場合もありますので、厚みは90kgくらいがベストかと思います(弊社で印刷させて頂く場合は90kgにしております※数字が大きい程厚みがあります)。因みに60kgなどでチラシ作成されている場合がありますがこの厚みですとペラペラで単体で配布するとクシャクシャになりやすいですので新聞折込などで利用する方がベターです(厚みが薄いほど印刷料金は安くなります)。
⑥ポストがチラシ投函で一杯の家には入れない
ポストがチラシや郵便物であふれているケースも時々あります。当然このようなポストに投函すると風でも吹けばチラシがポストから落っこちてしまう可能性もありますし、無理に投函するとポスト内の郵便物を押しつぶしてしまう可能性もありますので絶対やってはいけません。特にマンションなどでは無理に押し込むとマンション内の蓋(郵便受けの取り出し口側)に鍵がかかってない場合などは蓋が空いて中身がマンション内に飛び出してしまう可能性もありますので絶対に無理に押し込んではいけません。
2. まとめ
クレームを最小限に抑えるには上記に気を付ける事が必須です。ただ、上記の点を抑えて且つ一度クレームのあった先を絶対に配布しないようリスト化さえおこなっていればクレームは大幅に減らすことが可能です。弊社も創業当時はクレームもありましが今ではかなり少ないです(残念ながら上記を守っていても『勝手にチラシを入れるな等』のクレームは稀にあります)。
あと、クレームに気を付けてポスティングを行うと当然ながら配布できる世帯数は減ります。仮に100世帯あれば実際に配布が可能な世帯数は85~95くらいになります(戸建てはチラシを拒否される世帯はそこまで多くありませんので90~95%近く配布できますが、マンションは管理人さんが強く拒否される場合やマンション自体投函禁止(組合で決まっている)というケースもありますのでどうしても配布できない割合が増えます)。これは業者選びの一つのとっても大きな目安にもなります。国勢調査の世帯数通りの100%の軒数に配布するという業者は『クレームもお構いなしの業者』もしくは『残念ながらチラシを捨てている可能性がある業者』とも考えられますので注意が必要です。詳しくは『ポスティングチラシが捨てられているかもしれません』をご参照ください。