もはや業界必須!ポスティングに使えるGPSロガーの使い方

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ポスティング業界では恐らく多くの業者でポスティング中には携帯が必須となっているGPSロガーですが色々と種類があります。弊社も10年程前より色々と使い始め、今までに5-6種類のGPSロガー製品を使ってきてみた中で価格や使い勝手が良かった2種類のGPSについての使い方や注意点などをご紹介させて頂きたいと思います。

ポスティングで使えるGPSロガー2製品

ポスティングでは担当スタッフがしっかりと漏れなく配布しているかどうかのチェック方法の一つとしてGPSを利用する事が非常に多いです。ただGPSも色々な種類があり価格もピンキリとなっています。特にポスティングで使用する場合に性能として必要なのが『ただその道を通っただけ』なのか、『ちゃんとポスティングをしながら通っているのか』がはっきりとわかる必要があります。今回は弊社でも利用している下記2製品のGPSについての使用方法や注意点ごご紹介させて頂きます。

・i-gotU

・CanWay

GPSロガーの種類と価格

GPSの種類についてですが基本的には2通りあり、リアルタイムで今現在の軌跡を追えるもの(カーナビなど)と、リアルタイムでは無くGPS本体に通った軌跡を記録しておけるタイプ(GPSロガー)の2種類となります。前者は例えば配布している場所がオフィスのパソコンでリアルタイムに確認できる事もあり値段は非常に高く数万円、後者は1万円~数千円と数倍の開きがあります。

ポスティングでは業者の規模にもよりますが数十人~数百人単位で活動している場合も多いですので一度にリアルタイムで現在地を確認する事は難しく、また費用的なものからも後者の記録タイプのGPSロガーを使用する事が殆どであるかと思います。また今回ご紹介する2製品も同じく記録タイプとなります。

GPSロガーの使い方

GPSロガー(記録タイプ)の使用方法はいたって簡単で基本的にはスイッチのON/OFFがあるのみで配布中にONにしておけば、その間はずっと歩いた軌跡がGPS本体に記録されます。スイッチをONにすれば本体のランプが点滅します(記録中は基本点滅している状態)。

下の図の左側の四角いGPSロガーがi-gotU、右側の長細いGPSロガーがCanWayとなります。i-gotUは中央の丸井ボタンでON-OFF、CanWayはサイドにON-OFFがありますのでスライドさせて使用します。

充電はどちらもフル充電しておけば半日程度は十分にもちます(劣化してくるとどんどん短くなってきます)。i-gotUは充電ケーブルがありますのでそれを差し込み、CanWayは頭部のキャップを外すと直接USBに差し込んで充電が可能です。

GPSロガーで記録した軌跡

GPSロガーに記録した軌跡を読み取るにはそれぞれのGPSソフトをパソコンに落とし込み(HPからダウンロードも可能ですし購入時にCDデータも付属しています)、GPSをパソコンのUSBに差し込めば自動で落とし込んでくれます。

i-gotUの軌跡データ

以下はi-gotUの軌跡データとなります。同GPSロガーの良い所はスイッチをON/OFFすると軌跡の色が変わるのでどの時間帯やどの日にどのエリアを配布したのかというのが目で見てわかります。

以下からもわかるようにポスティングを行っている場合は軌跡はジグザグの線となります。一方で自転車などで移動する場合などはただ一本の棒状の線(画像右下あたりに見受けられます)として表記されますのでちゃんとポスティングをしているのか、ただ歩いているだけなのかというのは一目でわかります。

CanWayの軌跡データ

以下はCanWayの軌跡データとなります。こちらのGPSロガーが優れている点はデータの取り込み速度です。上記のi-gotUが記録されたデータをパソコンに取り込むに数十秒かかるのに対してこちらはパソコンに差し込んで数秒でデータを取り込めますので非常に便利です。一人や二人分のデータをチェックするなら大したことはないのですが数十人のデータをチェックするとなるとかなり大きな違いとなります。また、こちらのロガーもただ歩いているだけなのかがちゃんとポスティングしているのかで経路の違いを見るだけでわかりますので非常に使いやすいです。

ご紹介したこれら以外のGPSロガーの中には経路は確かに記録されていますがポスティングをしても直線でしか記録されずポストに投函しながら歩いているのか、ただ素通りしているだけなのかが確認できないものもありますのでそういったものはポスティングで使用するには不向きとなります。

ご紹介したGPSロガーはどちらも使い勝手は良いのですがやはりデータの取り込みが非常に速いのでこちらのGPSロガーの方が個人的にはお勧めです。

データチェックの際の注意する点

i-gotUはGPSの経路がCanWayほど細かくなく経路を見ただけでは少し確認がしづらい面もあるのですがどちらのGPSロガーでも配布速度や配布するのにかかった時間などが表記されるので経路だけではなく同データでも確認する事が可能です。

例えば下記のデータですとポスティングにかかった時間が8時間35分、配布の平均速度が3.07キロとなります。上記のデータはかかった時間が5時間40分で平均速度は4.27キロとなります。通常、市街地などマンションが多いエリアはマンションの集合ポストに配布中には立ち止まる事が多いので平均速度は遅くなります。市街地では2.5~4キロ、郊外地では3~4.5キロというのが一般的な平均配布速度となります。

GPSロガーの問題点

弊社ではGPSロガーは10年ほど前より導入しており、今ではほぼどのポスティング会社でも利用されておりポスティングの管理にとって非常に優れたツールの一つである事は間違いありません。ただ、近年GPSロガーの単価がかなり上がっている事や壊れやすい事、充電切れや特に高層マンションなどが多いエリアなどではGPSのデータがうまくキャッチできずに軌跡がしっかりと記録されていない場合などもありますのでGPSロガーだけで管理を行っていれば完璧というわけではなく、他にも目視や配布枚数などでのチェック体制も重要となります。

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