
ポスティングで集客をするのであればできるだけ多くの反響を取りたい!と思うのは当然ですが、そもそも最低でも何件以上の反響があれば良いのか(ポスティングが費用対効果として有効なのか)は知っておきたいところ。ポスティングにかかるコストから必要反響件数を知る事でそもそもポスティングが集客活動として正しいのかどうかの判断の参考にして頂ければと思います。
目次
ポスティングにかかるコスト
毎回ポスティングすればとりあえず何件かの反響があり新規客が来てくれるのでなんとなくポスティングを継続をしている。もしくは予想してたより反響が少なかったのでポスティングを辞めるという判断をされるかと思いますが、その際の判定基準となるポスティングの必要反響数についてはコストからおおよそ判断がつきます。ポスティングを行うには主に以下のコストがかかってきます。これらより利益が大きければ継続、少なければ利益が大きくなるようにチラシ内容や配布エリアの改善もしくはポスティングの継続断念などの考慮も必要になるかもしれません。
ポスティング費用
ポスティング業者などに自社のチラシの配布を依頼する際にかかる費用は以下の通りとなります。当たり前ですが費用が高くなればなるほどその分、多くの反響が必要となります。費用をかけるのと比例して反響が増えれば良いですが中々そううまくもいきません。
配布するエリア(市街地・郊外地)や配布する対象(戸建てのみマンションのみなど)でポスティング料金は変わります。また、依頼する業者などによっても同じエリアを配布する場合でも1.2~1.5倍程度料金が変わりる場合もありますので比較してみる事でコストを抑える事は十分可能です。詳しくは『こんなに違うの?ポスティング会社の料金差』をご参考下さい。
印刷費用
ポスティングチラシを配布する際にはチラシの印刷が必要となりますが、最近ではネット印刷を利用するケースが非常に多く、安価で印刷する事が可能です。チラシサイズや依頼するチラシの数量により単価が変わり、またネット会社も数多くありそれぞれ単価も異なりますのでポスティング料金と同じく、比較が重要となります。印刷会社でポスティング、もしくはその逆でポスティング会社で『印刷+ポスティング』のセットで依頼する事でより料金を安くできるケースもあります。
チラシデザイン費用
チラシのデザインを外注依頼する場合はチラシサイズにもよりますが一般的なA4サイズですと5~10万円前後かかりますが、最近ではチラシ作成の無料テンプレートを利用して自社でチラシを作成するケースも多くなっています。継続してポスティングで集客を行っていく場合は毎回多少のチラシ内容の修正も発生しますのでデザインを外注依頼する場合はチラシの修正依頼する場合の費用なども考慮に入れて置く必要があります。
ポスティングでの最低必要反響数の目安
上記の通りポスティングでは主にポスティング代、印刷及びチラシデザインでの費用がかかります。これに対して最低何件の反響が取れている必要があるかは以下の通りとなります。
1反響当たりの平均利益
チラシで反響があった場合の1反響当たりの平均利益とは、仮に塾であれば1反響のポスティングで塾の生徒が1人入塾し、1か月に1万円の月謝であった場合は1万円の内から営業費用を除いて会社に残る利益(生徒一人当たりの収益)となります。
年間の平均利用回数
上記で入塾してくれた1人の生徒が平均して何カ月通ってくれるかとなります。平均して半年でやめてしまうのであれば6回、平均して1年以上通ってくれるのであれば12回となります。不動産などは基本的に年間でのリピートは無いでしょうから1回となります。
新規顧客の1件/1年あたりの利益
新規で入塾してくれた生徒が平均して8カ月通ってくれる場合は以下の通りとなります。
上記で1反響当たりの平均利益が仮に2,000円で、新規で入塾してくれた生徒は平均して8カ月は通うとすると1反響当たりでの年間利益は8x2,000円=16,000円となります。
最低必要反響数は?
ポスティング費用@4円、チラシ印刷費用2円で仮にチラシデザインは自社で行い費用をゼロとした場合に1万部をポスティングする際のコストが6万円となります。
一方、チラシ反響での新規1件当たりの年間利益が16,000円ですので6万円÷16,000で=4件以上の新規獲得が必要となります。
最低必要件数のシミュレーション
以下は必要反響数のシミュレーションになります。下記の空欄を入力頂くと最後に必要反響数の目安が表記されます。
・ポスティング+印刷単価⇒ポスティング4円、印刷2円の場合は『6』とご入力下さい。※小数点以下は記入できません。
・デザイン費はポスティング1回当たりの平均費用をご記入ください(例:毎回デザインを変更して5万円かかっている場合は『50,000』、初回に5万円をかけてあとは自社で修正を行い年間10回ポスティングを行っている場合は『5,000』、全て自社で作成しておりチラシのデザイン費用がかからない場合は『0』とご入力下さい)。
・1反響当たりの平均利益、年間平均利用回数は上記をご参考下さい。
最低反響数に満たない場合の対策
ポスティングでの集客活動を行っており、必要最低反響数に満たない場合は以下の改善に努めてみる事をお勧めします。
ポスティング会社の変更
幾つかのポスティング会社を利用したことがある方はよくご存じかと思いますがポスティング会社によってポスティング料金は勿論、反響数も変わる場合があります。常に色々な業者を試してみて最も反響率の高い業者を見極めてみましょう。
チラシ内容の変更
チラシの内容は反響に大きく影響します。特にポスティングでは多くのチラシが毎日投函されており、当然ながら競合他社のチラシも多く投函されているでしょう。多くのチラシが各ご家庭に投函されている中で、受け手側はそのチラシが自分にとって必要かどうかを約2秒の内で決めると言われています。再度チラシを見直し『2秒』でも受け手が見やすいチラシの作りを心掛けましょう。
チラシの内容についてはもしご自宅によく投函されている競合他社のチラシがあればそちらを参考にしましょう。よくポスティングされているという事は反響が取れているチラシと言えますのでどんどん参考にしていきましょう。
自社でチラシデザインを行う
チラシ作りに対応できる人材がいるのであれば、自社でチラシを作成する事でコストを抑える事ができます。特に継続してポスティングでの集客を行っていく際にはチラシの修正費用が都度かかってきたり、修正するための時間がかかりますので自社で作成できる体制を整える事も検討課題と言えます。
年間平均利用数増の対策
コスト面での見直しだけでなく、1度集客できた新規客にリピータとなってもらう事も費用対効果を高める対策の一つとなります。
折角ポスティングで新規の獲得ができても1回の利用のみで来店がなくなり、リピーター客になっていないのであればポイントの発行や次回から利用できるサービス券などをお渡しする事で年間での利用回数を増やしてもらう対策も有効となります。結局、新規顧客を獲得するよりも既存のお客様に何度も利用頂く方がよほど会社の利益につながりますし、費用もかかりません。
以上、ポスティングの必要反響数についてのご紹介となります。
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