
ポスティングで初めて配布する際には『どこに配布すれば最も効果的何だろう?』と考えてしまうかもしれません。当然できるだけ費用対効果が高くなるよう、反響率を高めたいのでできるだけターゲットの世代やターゲットとなる建物(マンションなのか戸建てなのか等)に配布した方が効果的になる場合もありますが何かベストでしょうか。
店舗来店型であれば距離重視
配布エリアを決める場合にまず最も重視したいのはやはり距離です。勿論業種によって異なる部分も多少ありますが、美容室や塾、フィットネスや飲食、整骨院などとにかくお客さんに店舗に来てもらう為のポスティングであれば距離が近いほど集客力は高く、離れるほど低くなります。
店舗を中心に考えて近い町から予算をすり合わせをしながら配布をするのがベストと言えます。仮に小学生低学年対象の塾のチラシを配布するにしても中々遠方からの集客は難しいものです。予算が多いからと言って遠方まで配布をしても離れるほど反響率が落ちて行ってしまいますので、既存のお客様がどのあたりから来店頂いているのかがわかるのであれば店舗から〇m位までがターゲットエリアになるという事も確認できるので配布エリアが絞りやすいかと思います。
年代でのターゲットエリア重視はもったいない?
とは言ってもできるだけ対象となる年代だけに配布がしたいという場合もあるかと思います。例えば10代や20代のみ等、勿論それもエリアを選ぶ際には考えの一つだとは思いますがあくまで近くのエリアをカバーした上で尚且つ予算が余るのであればそういったターゲットエリアが比較的多いエリアも追加するという方がベターです。
その理由はターゲット層が多いエリアというのもあくまで他エリアと比べると多少多い程度という場合が殆どだからです。以下の表は大阪市住吉区の年代別の居住割合となります。見て頂くと分かる通り確かに町ごとで各年代の差はありますがあくまで数%の域を超えません。

仮に10代をターゲットとする際に殿辻が多いので千躰を省いて殿辻にポスティングするという場合、千躰のおおよそ2093x8%=170人を省いて、殿辻のおおよそ2061x11%=230人なのでその差は60人となります。店舗からの距離がそれぞれの町がさほど変わらないのであれば殿辻を選択するのも良い方法と言えますが明らかに殿辻の方が遠いのであれば当然ながら千躰をまずエリアとして選んだ上で予算があるならば追加として殿辻を選ぶべきです。
ターゲットとする年代の層がA町よりB町の方が2倍も3倍も多いというのであれば勿論店舗より多少遠くても選ぶ価値がありますがその様なケースはまず無く、殆どが数%程度の違いが殆どですのでまずは距離を重視した方が良い理由となります。
距離以外から選択する場合
店舗来店型の場合は基本的にはポスティングは店舗からの距離を重視するのが良い方法ではありますが店舗の立地などで例外もあります。例えば来店するお客さんが電車で来る場合が多いなどの場合は2-3駅程度先の駅周辺エリアへのポスティングが効果的な場合もあります。また、店舗東側が大通りで徒歩・自転車では渡りにくい場合などは東側以外のエリアの方が距離は遠くなりますが反響率が高い場合もあります。
また、店舗来店ではなく塗り替えや不動産の販売などの場合は当然ながら距離よりもターゲット(塗り替えなら戸建て、不動産販売なら年代)を重視したエリア選定を行う方が効果的となります。