よくポスティングの事を新聞折込と思われている方もいらっしゃるのですが、新聞折込は新聞の間に挟まっているチラシ、ポスティングは新聞無しでチラシ単独で各家庭に配布されているチラシとなります。どちらも各家庭に配布するチラシを使った集客方法という事では同じと言えますが、料金も用途も配布期間もかなり違います。新聞折りこみとポスティングについてご紹介させて頂きます。
ポスティングと新聞折込の違いについて
ポスティングと新聞折込の違いについてですが折りこみはあくまで主は新聞でありますが、ポスティングは主がチラシとなります。この2つの違いは大きく以下の4点が異なります。
料金の違い
まず料金についてですがポスティングはチラシを単独での配布、折込は新聞に挟んで配布する形なので新聞の購読料がメインとなる折込と比べてポスティングの方が新聞折込より配布料金が高くなる傾向にあります。ただ、新聞の発行部数が減少傾向にあり、購読料での売り上げを賄う為なのか新聞折込の単価は以前と比べると多少高くなってきておりポスティングと折込の料金差は小さくなってきていると言えます。
ポスティングはエリアによってかなり料金にばらつきがあります(家が密集しているエリアは安く、逆は高くなる)。例えば大阪でのポスティング料金は市街地でおおよそ3.0円、郊外地で5.0円程度となります。一方で新聞折込の料金は市街地・郊外地での料金差が殆どなく全域おおよそ約3円程度となり、市街地エリアではポスティングと新聞折込での料金差は殆どありませんが郊外地になると料金差が大きくなるという形です。
世帯カバー率の違い
世帯カバー率とは例えばA町に1000世帯の住宅があったとしてその内の何世帯にチラシでアプローチできるのか?という割合となります。折込チラシは新聞が主体の為、新聞購読者の家庭にのみ配布されますがポスティングは配布禁止のマンションなどを除いた基本的に全ての家庭に配布されます。新聞の購読率は現在約25%と言われておりますので世帯カバー率は約25%、一方ポスティングのカバー率はポスティング業者によりますが約80%となります。仮にA町が御社のターゲットエリアであれば折込の場合は1000世帯中250世帯、ポスティングの場合は800世帯へのアプローチが可能という事になります。
ターゲットとなる世代の違い
ネットで簡単に無料で情報が得られる世の中となってから新聞の購読者は年々落ちていっております。特に若年層での購読者は減っており、現在新聞の購読者で最も多い購読者世代は50代となっておりご年配の方が圧倒的に多くなっています。一方でポスティングは世代は関係なく全ての年代が対象となります。チラシで商品やサービスを世代を問わずどの世代にもアプローチをしたいという事であればポスティングが有効、50代以上の年齢を対象とした健康食品関連や退職後の旅行や年配向けの習い事などの商品やサービスでの集客チラシであれば新聞折込の方がポスティングよりも効率的と言えます。
配布期間の違い
ポスティングと折込で圧倒的に異なるのは配布期間となります。折込は新聞がメインですので当然ながら配布期間は1日となります。一方でポスティングは業者によりかなり違いますがいずれにしても折りこみと比べると時間を要します。仮にターゲットとしたA市が10万世帯あり全域に配布をしたいといった場合には、配布が早いポスティング業者でも1週間程度はかかるかと思います。一方で折りこみであれば1日での配布が可能となりますのでイベントなどで期日が決まっておりできるだけ早く、もしくは土曜日限定など、日にち指定で一気に多くのチラシを配布して集客のアプローチしたい場合は新聞折込が圧倒的に有効です。
但し、先ほど述べました通り配布カバー率が異なりますのでA市が10万世帯の場合にはポスティングですと約8万世帯、折込ですと約2.5万世帯ほどへのアプローチ率となりますので折りこみの場合はどうしても広く薄くのアプローチとなります。
折りこみほど早く配布はできませんが、全国対応のポスティング会社というのもあります。同ポスティング会社では各地元のポスティング会社と業務委託などを行い全国に迅速にチラシを配布する事が可能です。地元特化のポスティング会社と比べるとどうしても料金は高めになりますが、できるだけ早く広く多くの世帯にチラシでアプローチをしたいという事であれば有効な手段と言えます。
以上、ポスティングと折込の違いについてのご紹介でした。
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