
お家の塗装やリフォームのチラシを作成する際に便利なのが無料のテンプレート(チラシ作りの為の下書きデータ)です。塗装にかかわらず現在多くの業種でテンプレートを使って自社でチラシを作成する事が増えてきております。殆どがパワーポイントやワードで作成できるものが多いですので今まで外注していたチラシ作成の費用を抑えてポスティングでの効果的な集客を行う事ができます。
目次
お家の塗装チラシ作成のテンプレート
白紙の用紙にゼロからチラシのデザインを作成していくのは非常に難しいですが、ある程度ベースができている下書きがあれば画像や文字を追加修正していく事でチラシを作成する事は随分と楽になります。その下書きデータ(テンプレート)がここ7-8年位前からネット上で非常に多く無料で提供されるようになりました。以前は登録なども不要なものもありましたが現在は簡易な会員登録が必要なものが殆どとなっております。それさえ行えば多くの場合無料でチラシのテンプレートが利用できるようになっています。以下、無料で提供されているテンプレートのサイトをいくつかご紹介させて頂きます。
無料テンプレートサイトのご紹介
事務用品大手のアスクルが提供しているテンプレート集です。塗り替え・リフォームで約10種類となります。勿論、無料ですが簡易登録が必要です。全てソフトはパワーポイントとなっております。
CMでもおなじみのラクスルが提供するテンプレートなります。非常に種類も豊富ですが、こちらは同社専用のチラシ作成サイト上での操作となりますのでデータのみ作成して他会社で印刷などは行う事はできません。
塗装チラシをポスティング
塗装やリフォームのチラシでポスティングは非常に有効な集客の手段だと言えます。実際、弊社でも約10年程前より毎月塗装のチラシをポスティングさせて頂いているお客様がいらっしゃいます。ポスティングを始めた頃は月2~3万部ほどのポスティングでしたが少しずつ部数を増やしていき、現在は月7万部を配布させて頂いておりますので確実にポスティングでの集客効果はあります。ただ、注意が必要なのはチラシを配れば反響があるわけではなく、チラシ中身の出来栄えとポスティング業者選びが重要となります。
塗装チラシの内容
塗装業でのポスティングチラシは有効な手段ではあるものの、ただ作って配れば集客が必ずあるというものではありません。大きく2点注意が必要です。
塗装チラシのポスティングで集客するにはまずはやはり何と言ってもチラシの中身がとても重要です。無料のテンプレートは非常に便利ですがそのままの状態で少し画像や内容を変えただけではやはりチラシの受け手には御社の良さというのは伝わりにくいので、『弊社の塗装店は他とこう違う、だから弊社を選ぶとこんなメリットがありますよ』という御社の独自色を出す必要があります。
あとは塗装業だからというよりはサービス業全般に言えますが基本的に料金だけではなく、『安心感』があるかどうかが重要となります。その為、どんな人やどんな会社がサービスを提供してくれるのかは文字だけでは伝わりにくいので社長は勿論、職人さんの顔写真やお客さんの声などもチラシに掲載した方が安心感が高まります。
基本的にサービス業は常に最新の機種が出るような製品の提供ではなく、技術の提供となりますのでずっと変わりません(少しずつ顔に貫録が増していく程度)。その為、一旦良い内容のチラシが出来上がってしまえば同じ内容でずっと利用する事ができます。
また、チラシの内容を変えずに同じチラシをずっと投函されるほうが受け手に『いつも入っているチラシの会社』と認識してもらいやすいというメリットもありますので最初は少々時間をかけてでも内容の濃いチラシに仕上げる必要があります。
実際、上述した塗装会社様でも最初の1-2年はよくチラシ内容を修正されていましたがここ数年は殆どチラシの内容は変わっておりません。
良いチラシを作る最も簡単な方法はもし同業種でよく自宅にポスティングされているチラシがあるならばそれを研究するのが最も近道です。いつも入っているという事はそのチラシで反響が取れているという証拠でもありますので。
良いポスティング業者を選ぶ方法
ポスティングでしっかりと集客していくのに注意が必要な2点目はポスティング業者選びです。良いチラシが出来上がってもポスティング業者がイマイチという事で反響が芳しくないという事もあり得ます。良いポスティング業者を選ぶ方法は同業者からでも難しいです。
恐らく塗装業も同じでしょうが実際に一緒に仕事をしてみれば良い塗装屋さんかどうかわかると思いますがネットの情報だけでは判断が難しいのが正直なところです。
もし知り合いの方から実際に使っているポスティング会社が良い反響を得ているなどの紹介があればベストですが、それが無い場合はやはり実際に使って他の業者と比べてみるのがベストです(と言いますかそれしか方法がない)。逆に面倒だからと言って1社に絞って良い結果がでずに『ポスティングはやっぱりだめだ集客には使えない』となってしまう方がもったいないです。
最初は面倒でも3社くらいに同じ枚数のチラシを依頼してみてポスティングの反響を見て2社に絞り、最終的に1社に絞るというやり方が最も確実で安心です。ただ、勿論ですが最後に残った1社も未来永劫良い業者かどうかはわかりませんので反響が落ちてきたと思ったらまた他を使ってみるという風に常に比較していくことが大切です。
塗装のチラシを配布する頻度と部数による効果
良い中身のチラシで、良いポスティング業者に依頼すれば塗装のチラシで安定的に集客する事は高い確率で成功するかと思います。そこでチラシをいつどれくらいの部数を配布すれば良いのか、またどれくらいの反響効果があるのかについて見てみたいと思います。
配布する時期と頻度
まず塗装のチラシを配布する時期と頻度ですが、反響はやはり春(2~5月)や秋(9~11月)が高くなる傾向にありますので同時期にポスティングのご依頼も多くなる傾向にあります。頻度については甲乙つけがたいですが、繁忙時期のみに配布をするというのも一つの手ですし、会社名の周知を兼ねて年中配布をするという事も有効な手段と言えます。実際、冒頭でご紹介した塗装会社様では一年中毎月同じ枚数を配布されております。
チラシの配布部数について
チラシの配布部数についてはやはり徐々に増やしていくというのが正しいやり方と言えます。特に最初の内はチラシの内容が不十分でしっかりと満足のいく反響が取れるかもわかりませんのでいきなり大部数を配布するのは危険です。ゆっくりと何度も配布する事で会社名が周知されていき反響率も高くなる傾向にあります。ただ、塗装のチラシでの反響率は時期によりますが3000~1万分の1程度となりますので、余り配布する部数が少なすぎても反響が良いのかどうかがわかりませんので最低でも1~2万部程度は配布する必要があります。チラシを配布する枚数については『エリア世帯数一覧』よりご希望の市区をお選び頂くと各町の戸建ての軒数が分かりますのでご参考にしてみてください。
塗装チラシの効果
塗装のチラシの反響効果ですがチラシの内容と配布する時期によって異なりますが春や秋の繁忙期前にしっかりと作りこんだチラシをポスティングすれば3,000~5,000部の1の反響というのが大まかな目安になるかと思います。高圧洗浄や門扉・樋の塗装など小工事で入り口を広くしてあげれば更に反響率を高められる可能性があります(本丸の家の塗り替え工事に結び付けられるかはわかりませんが)。
冬場などであればやはり1万部の1からそれ以下に反響効果は落ちてしまう可能性が高くなります。また、そもそもですがチラシの作り(中身)は反響を獲得するのに非常に重要となり、中身が薄ければ繁忙期であっても反響が全くないという事にもつながってしまいますのでしっかりと作りこむ事をお勧めします。
以上、塗装業でのチラシ作成及びポスティングの準備方法についてのご紹介でした。









